角館の火振りかまくら2024
2月14日に秋田県仙北市角館町で行われた「火振りかまくら」を見に行きました。火振りかまくらは、神聖な炎で田んぼの厄を祓い、無病息災や家内安全を祈る小正月行事です。町内のあちこちに会場があります。そのうちの1つで定番スポットの中央会場(桧木内川河川敷)で見ました。
日が沈んで徐々に暗くなる会場では、既に大きな火が焚かれ始めています。

火振り
18時過ぎくらいに狼煙があがって、そこからお祭りの開始。炭俵に火を付けて振り回しはじめます。とても豪快な光景です。

最初は土手の上から見てましたが、人だかりやテレビ撮影班などでよく見えず。それほど混んではいないから、場所を移動しながら見学しました。序盤はたくさんの火振りが行われ、長秒露光で撮影すると光の輪になって面白いです。

会場の大きな焚き火も見所のひとつです。暖冬とは言えど冬の夜は寒いから、炎は見た目にも暖かさをくれますね。

しばらくすると炭俵を使い切ったのか、火振りの数が減ってきます。なかなか上手く撮影できず設定を試行錯誤で、たくさん撮りながら眺めていました。キレイに撮れると嬉しいです。

長秒露光で輪っかを作るのに夢中で、逆に写し止めたパターンとか半周パターンを撮るのを忘れてしまいました。撮影ポジションは土手の上・河川敷内(アイレベル、ローポジ)と試した結果で、上から撮るのがやりやすかったです。
ちょこっとだけ撮った動画をXにポストしています。こちらからご覧ください。
角館の火振りかまくら 2024.2.14
— Yuki (@yuki310_photo) February 14, 2024
火の輪が踊る冬の夜の祭り
中央会場(横町) 桧木内川河川敷#仙北市 #火振りかまくら #角館の火振りかまくら pic.twitter.com/0ZCFHL2OXw
花火
19時半近くに狼煙のような音が聞こえたんですが、何度も鳴って花火っぽい音だったから開けた場所に行くと確かに花火でした。花火と下の方に見えるのは河川敷の焚き火。

花火はちょっと遠いようで、使用してた50mmレンズ(35mmサイズ換算で85mmくらい)では小さすぎる写りでした。思いっきりトリミングした写真です。
今回は公式サイトにも花火について書いてなかったから、完全に想定外で見えました。ベストショットを撮るには打ち上げ場所と、アングルにはまる火振り会場を探さないとならないですね。
まとめ
秋田の冬まつりは天候や道路状況で行くのが困難な時期でありますし、今まで行くのを躊躇してた。しかし、今年は暖冬で道路状況がよく当日の天気も安定していました。
角館の火振りかまくらは気になってたお祭りの1つで、実際に見に行けてすごく感動しました。写真撮影も考える要素が多く、なかなか思ったような結果にならなかったり。難しいながらも楽しめました。長秒露光はシャッタースピードを変えながら試してましたが、いっそのことバルブで撮っても良かったかなぁと思います。
また来年も見に行きたい、そんなお祭りでした。