角館の火振りかまくら 2025.2.14

2025年2月14日に仙北市角館で開催された「角館の火振りかまくら」を見に行きました。昨年に続いて2度目の訪問です。

桧木内川河川敷 中央会場

今年も桧内川河川敷の中央会場を目指しました。日没前に横町橋から見た会場周辺の様子。今年はかなりの積雪なのが解ります。手前が横町、真ん中らへんに七日町、写真じゃ見えないけどさらに奥に西勝楽町2区の会場があります。河川敷は合計で3町内でした。

角館の火振りかまくら

今年は観光客は主会場2つに案内されてるらしく、桧内川の会場はかなり静かな様子でした。町内の人と少しの観光客とこじんまりと楽しめそうで、そのまま居ることにしました。真ん中の七日町の会場へと向かいました。日没あたりから準備が始まります。

角館の火振りかまくら

火を付けて回す炭俵の束。今年は30個くらいとのこと。手前の袋はお焚きあげするしめ飾りとか。

角館の火振りかまくら

雪の中で冷やされる瓶入りの日本酒たち。お祭りの必需品ですね。

角館の火振りかまくら

暗くなってきて17:30過ぎ頃から火を焚き始めます。だんだんと大きくなる炎。

角館の火振りかまくら

堤防の上から会場を見たところ。照明などは無いので、炎の灯りに照らされる光景。多くの人が集まってきました。炎の白飛びを減らすと周囲がちょっとアンダーに写りすぎちゃいますが。

角館の火振りかまくら

18:00の狼煙を合図に各町内で火振りがスタートします。まずは堤防の上から三脚にカメラをセットしてシャッターチャンスを待ち構えます。続々と回し始まります。

角館の火振りかまくら

ゆっくり回る炭俵をスローシャッターで撮影すると、炎の軌跡が光の輪になって写ります。幻想的な光景です。火振りをする人は焚き火の近くではあるんですが、各自さまざまな位置で始まるから素早くカメラのアングルを変えるのがなかなか大変でした。

角館の火振りかまくら

何カットか撮影してみてとりあえず光の輪は撮れてたんで、あとは河川敷に降りて間近で楽しみます。撮影も手持ちで高速シャッターにして炭俵を写し止めるイメージでいきます。この方法は、迫力ある臨場感が伝わってきて良いですね。

角館の火振りかまくら

だんだんと炎が大きくなる炭俵。かなり熱いだろうなぁ。

角館の火振りかまくら

このあとしばらく眺めてたら、七日町さんは炭俵を使い切って火振りが終了。そこで河川敷を歩いてお隣の横町さんに向かってみました。横町橋の上にも観覧客がずらり。あっちからも見通し良さそうですもんね。

角館の火振りかまくら

こちらも既に炭俵は少なくなってきてたようでした。横からのスローシャッター撮影を試してみました。横からだとあまり面白みは無かったかも。普通に高速シャッターで止めた方が迫力あるね。

角館の火振りかまくら

火を付けた炭俵を振り回すのって、ほんとすごいな。少しだけ動画を撮ったのをXにアップしています。こちらからご覧ください。

横町さんも炭俵が無くなったんで、また次の会場に移動してみることにしました。

中央通り会場

桧内川の横町橋の付近からローソンの方に歩き、角館郵便局に近い中央通り会場へと行きました。こちらは、まだ炭俵が残ってて火振りが続いてました。炭俵の燃えはじめをパシャリ。

角館の火振りかまくら

だんだんと炎が大きくなっていく。

角館の火振りかまくら

ゆっくり振り回すのが上手い人は、炎が大きく成長するし炭俵も長持ちします。大きな炎を操る姿はとてもカッコいい。写真は白飛びを抑える露出に合わせるのが難しいですね。

角館の火振りかまくら

この会場は横で指導してるおじさんの説明が良くて「もっとゆっくり」「ゆっくりゆっくり回せ」と。そのおかげか、上手く回して炎がきれいに成長させることができる人が多い印象でした。

角館の火振りかまくら

大きな炎を背負うカッコいい瞬間が撮れていた。この手持ちで高速シャッターで狙っていく撮影方法がとても面白くて、中央通り会場は三脚使わず(スローシャッター撮影なし)でした。

角館の火振りかまくら

最後は会場内にある大きな雪山に登って、上から見てみました。ちょうど2人が同時に回すところを見る事ができました。ここも堤防で見るようなアングルになるから、長秒露光で輪っかを撮れそうです。雪山が不安定なので三脚を安定させられるかは難しいかもしれませんが。

角館の火振りかまくら

ここでも、たくさんの火振りを見る事ができて楽しかったです。20:00近くになって炭俵も無くなって、終了。

まとめ

今年もお祭りの間は天気が落ち着いており、雪や雨が無くて快適に見て歩くことができて良かったです。どの会場も火振りの迫力と、炎の暖かな光にうっとりする光景でした。そこそこ観光客も見に来てて盛り上がってたのも楽しかった。

写真はスローシャッターと高速シャッターの両パターンやって、今年は高速シャッターがとにかく面白かった。そう言えば昨年はスローシャッターが上手く撮れなくて、それだけ狙ってるうちに終わりましたね。ちょっと撮影方法やシャッターチャンスの狙い方も解ってきた気がします。

また来年も見に行きたいと思います。